第16話 生徒会執行部の

 エルナは生徒会執行部の部屋へと来ていた。  そこには、生徒会長である『レイン・メルウェス』と、副会長である『ケイ・オルティア』が一緒にいた。  今の時間は授業開始の時間なのだが、緊急招集として二人には特別に来てもらっていた。 「なにかあったようですね、エルナさん。とりあえず座ってください」  こちらへどうぞ、と言わんばかりに椅子をさげ座らせるように促すレイン。  エルナが席に…

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第15話 不穏な影

 古びた建物。二人の男の元へ、破れかけのフードを被った男が戻ってきた。  光も届かない、少々じめっとした雰囲気の場所。一人の男は奥の更に影になる場所に、もう一人の男は、まるで命の見えない目をしたそのフードの男を、見下ろすように立っていた。   「なにか見つけたようですね、アール」  メガネを掛けた男は、その左手をアールと呼ぶ男に向けていた。  その手は怪しく光っている。 「……

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第14話 怪しげな男

 日が沈み、辺りが藍の闇へと飲み込まれていく。  月明かりがとても輝いている。満月に近かった。街灯がなくても相手の顔がわかるくらいに強くて淡く照らしている。  歩幅を合わせるレミィとティナ。 「もうちょっと早く帰ればよかったかな……」  口を開いたのはティナ。少し元気のない声。  さっきの今だ。変な想像をしてしまうのも仕方がない。 「気がついたらこんな時間だったもんね。テ…

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第13話 特秘捜査

 三人は揃って、プレイシア・アレストル、エルナの部屋へやってきた。  そしてノアが事情を説明する。 「は? 学園の行方不明者? 何だそれ」  仕事中であっただろう、何か書類を書きながら聞いていたエルナは、聞き終えると同時にぐりんと三人に振り返りそのナンセンスを攻めるような顔で言い放った。 「ゆくえふめいしゃの情報なの!」  強調を加え、同じことを繰り返すのはノア。 …

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第12話 行方不明の噂

「なんだか変な……不思議な子だったね」  嵐が去った静かな廊下でティナが口を開いた。 「ティナに言われると納得行かない気もしそうだけど、びっくりしたよね」 「え? それはどういう」 「あの子、一年生だよね」  ティナの聞き返しをまるで匠のようにキレイに受け流したレミィは、確認するように投げかける。 「あ、うん。あの子、噂ではよく聞く子だよ。実際に会ったこととかはないん…

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